うつ病と似ている双極性障害の原因や治療法|遺伝子要素に環境要素

精神療法

双極性障害の原因は様々ですが、治療は薬物療法だけではなく、精神療法も行います。精神療法では、心理教育、認知行動療法、対人関係療法、社会リズム療法などが行われます。心理教育とは、医師と患者としっかり話し合って、患者自信が病気について理解を深めることです。医師が、一方的に治療を進めるのではなく、患者自身が病気の原因や、治療法、予防などについて知ることで、前向きに治療を進めていくことが目的です。患者だけではなく、夫婦、家族を交えて行うこともあります。双極性障害を治療する上で、心理教育はとても重要です。双極性障害を体験したことがある先輩患者の経験をもとにして、対処法を決めていくので、集団療法と呼ばれることもあります。

認知行動療法とは、否定的に捉えやすい患者の考えを、患者自身に気づいてもらい、行動や考え方を自分でコントロールすることを目的とする治療です。原因は明確に解明されていないので、上手に伝えるのは難しいのですが、病気の概念を伝えて、それを受け止めてもらうことで、患者も治療に前向きになることができます。双極性障害は、些細なことが原因で、気分の起伏が激しくなるので、捉え方を変えることで、気分をコントロールすることができるようになります。

対人関係療法とは、患者が最近感じた不満や、重要な人の喪失、自分の立場の変化、などのことについて対処法を、医師と患者が一緒に疑似体験して、捉え方を変えていくというものです。実際に日常生活で体験する前に、病院で疑似体験しておくことで、患者の気持ちが大きく変化しないようにするのが、この治療の目的です。双極性障害の原因を知り、このような治療法を実践することで、症状を緩和していくことができます。